PHPの定数

定数とは変数と同様にデータを格納するものです。変数の値と自由に変更できますが、定数の場合、スクリプト実行中に値は変更できないようになっています。 定数名には変数と同様にアンダースコア、英数字が使用できます。変数と異なるのは定数名は大文字・小文字が区別されるというところです。 以下に定数の作成方法を示します。
define('定数の名前', '値');

define('TEA', 'PHP');

define('tea', 'PHP入門');

//無効な定数(数字は名前の先頭には使えない)
define('3tea', 'PHP入門');
定数の定義にはdefine関数を使用します。定数は大文字・小文字を区別するため、それぞれ、 定数TEAは PHP 、定数teaは PHP入門 の値を持つことになります。
定数を呼び出す方法を以下に示します。
define('TEA', 'PHPの定数定義');
echo TEA;
定数の呼び出しには変数のように$記号はつける必要はありません。上記の例ではブラウザに PHPの定数定義 と表示されます。

定数は変更できない

定数は一度定義するとスクリプト実行中に再定義(値の変更を)することができません。
以下にその具体例を示します。
define('NUM', 'PHP');
define('NUM', 'CGI');
echo NUM;
 define('NUM', 'PHP') によって定数NUMは定義されているので 2行目の define('NUM', 'CGI') は無効となります。 よって、ブラウザには PHP と表示されます。

定数のスコープ

定数のスコープはグローバルとなります。スクリプト中どこでも定数にアクセスすることが可能です。

関連ページ
PHPの変数