関数の作成方法

PHPでは独自の関数を作成することができます。関数とは一連の処理をひとかたまりにしたものです。 汎用性の高い関数を作成しておくことで同じようなプログラムをそのつど作成しなくてもその関数を再利用すれば、作業効率の向上が期待できます。 関数を定義するにはfunction文を使用し、形式は以下のようになります。
function 関数名 (パラメータ(引数)) {
実行する処理
}
functionの後には関数名を記述しますがその間には必ず半角スペースが必要です。 関数名にはアンダースコア、英数字を使用でき、数字を関数名の先頭に置くことはできません。 関数名は大文字・小文字は区別されません。
では、実際に簡単なユーザー定義関数を以下に示します。
$a = 'PHP入門';
function au ($str) {
echo '<b>'.$str.'</b>';
}
au($a);
上記のau関数はパラメータに渡された値を太字にして表示する関数です。 au関数のパラメータ(引数)に変数a(PHP入門)が渡されているのでブラウザにはPHP入門と表示されます。

関数の返り値

オプションのreturn文を使用することで返り値を得ることが可能です。以下に例を示します。
function num ($no) {
return 5 * $no;
}
echo num(10);
num関数は渡された引数に5を掛ける関数です。引数に10を渡しているので返される値は 50 となります。

関数に複数の引数を指定する

ユーザー定義関数に複数の引数を指定することも可能です。
function pro ($no, $no1) {
return $no / $no1;
}
echo pro(5, 10);
引数を複数してしたい場合は( )内で引数ごとに,(カンマ)で区切って入力します。
 pro(5, 10); は5 / 10ということになり返り値は 0.5 となります。

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